
商品の市場性は商品がもっている特性によって決まりますが、それはまた、相手国の経済力や貿易政策、あるいは計画経済の実態等によって影響を受けています。貿易戦略をたてる場合には、まず第1に商品の特性を把握し、 その特性に適した貿易相手国を選択することが必要です。次に相手国が決まった場合、その国における競合商品と競争力、あるいは商習慣や流通機構などに関する情報収集と市場調査をつぎのような手法で行っています。
①関係業界や業者あるいは専門商社などから情報を収集する。
②貿易や生産統計資料などを使って比較分析する。
③専門紙誌や業界紙誌あるいはカタログ等を収集して情報分析をする。
④大使館商務部やジェトロなどの貿易関係機関に助言を求め、情報と資料を入手する。
⑤調査機関に市場調査を委託する。
⑥海外渡航で実態調査をする。
⑦海外見本市などに出品し、反響を調べる。
このようにして知り得た情報を参考に、自社の商品の貿易戦略を立てます。貿易戦略をたてる場合には、相手国の市場規模や経済力ほか、政治、社会、文化、産業、財政、金融などの実状を把握することが重要です。